木造住宅の大手住宅メーカーである住友林業には、木造でありながらラーメン構造を採用した工法があります。
木造でラーメン構造というのはとても珍しいものです。
ラーメン構造は、梁と柱を剛接合します。
地震などにより強い力が加わった際、負荷が最もかかる接合部分をがっちり固めて補強する構造です。
主に鉄骨造と鉄筋コンクリート造で採用されます。
木造でラーメン構造は採用されるケースがほとんどないです。
ラーメン構造の長所は、柱の数が少なくて済むこと。
柱から柱までのスパンを広く取ることができます。
広い空間を作ることができ、広いリビングルームの一面を窓ガラスにしてワイドビューを確保する、なんてことができてしまいます。
住友林業の主流は木造軸組構造を採用し、在来工法を発展させたマルチバランス構法ですが、他社に無いラーメン構造のビッグフレーム構法は住友林業の技術力の象徴であり、他社との差別化に役立つものになるでしょう。
住友林業が採用している構造・構法
- 木造軸組構造(マルチバランス構法)
- 木質梁勝ちラーメン構造(ビッグフレーム構法)
- 6面体モノコック構造(2×4構法)
(参照 住友林業HP)
住友林業はその名のとおり、もともと林業の会社です。
日本国内の山林保有において、民間では上位を占める木のスペシャリストなのです。
※もともとが林業の会社であり、住宅メーカーだから木材確保のため山林を保有したのではありません
木造住宅へのこだわり、木の加工技術などは他社の追随を許さないと言えます。
だからこそ木でラーメン構造をやれるのでしょう。
他社にはこのような商品はありません。
住友林業のビッグフレーム構法を採用した商品は、木造で大きな家を建てることを検討している人にはとても魅力的な商品であり、検討してみる価値はあります。
ただし、お値段は通常よりも高くなることはまちがいなさそうです。

一級ファイナンシャル・プランニング技能士、公認不動産コンサルティングマスター
ハウスメーカー、不動産会社で勤務した後、FP、不動産コンサルタントとして独立。住宅、不動産の分野に携わり30年以上の経験と知識をもとに個別相談、セミナーなどのサービスを提供している。

